IEの終了がどんなことをもたらすのか
米Microsoftは2021年5月19日(現地時間)に2022年6月15日をもってWebブラウザ「Internet Explorer」のサポートを終了すると発表しました。
WEB業界(どんな業界だ?)システム関連業界で大きな話題になっています。
なぜ騒がれるかわからない人もいるでしょう。
Internet Explorerとはなんだったのかとなぜ騒がれるのかその理由を書いていきます。
Internet Explorer
Internet Explorer(IE)はWebブラウザというインターネットでホームページなどを見るためのソフト(今の言い方でアプリ)です。Microsoft社が開発しました。
世界で圧倒的シェアを誇るOSソフト「Windows」に標準で入っているので詳しくない人はWindowsを購入したときに入っているこのIEでいろいろなホームページを見ることになります。
IE11は2013年秋にリリースされWindows8.1から標準装備されました。
Windows10では標準のブラウザはEdgeになりましたが互換性維持のためIE11も使えるようになっています。
どんなブラウザなのか
ブラウザを分ける情報としてはレンダリングエンジン、javascriptエンジンの2つが大きな要素です。
レンダリングエンジンとはHTMLで書かれた文章を解析して画面に表示するプログラムのことでCSSを解析、画面に描画するコンピュータプログラム。
Javascriptエンジンは名前の通りJavascriptのコードを実行するコンピュータプログラムのことです。
WebブラウザはWebサイトまたはホームページにアクセスする際に次の処理を行います。
Loading ⇒ Scripting ⇒ Rendering ⇒ Painting
JavascriptエンジンはこのScriptingに関係しレンダリングエンジンはRendering、Painingに関係します。