オーガニックという言葉はだいぶ前から色んな場所で見るようになりました。このオーガニックという言葉には人権についても関係している言葉だったのでここに書きます。
そもそもオーガニックって何か
「オーガニック」という言葉は野菜、コーヒー、コットンなどについていることが多々あります。オーガニックとは「有機的」という意味になります。この「有機的」が少しわかりづらい気がします。
有機的って何さ
農業では有機〇〇を多く見かけます。たい肥を積極的に活用する農業のことを「有機農業」といいます。古くから行われてきたいわば当たり前の農業ですが農薬や化学肥料を使用した生産効率優先の農業に対して「安心・安全なもの」という意味合いで使用されています。
有機農業の良さと良くなさ
有機農業は農薬・化学肥料を使わないため人間にやさしく地球環境にやさしいです。また栄養価の高い野菜ができ、人口添加物が入らないのでアレルギーを起こしにくくなる食べ物ができます。手間がかかり効率が悪くなるので価格はオーガニックじゃないものより高くなってしまいます。
オーガニックコットン
社会的に「オーガニックコットン」というキーワードとその詳細はたくさんの人が知っておくべきことでしょう。コットン（綿）は綿花からつくられていますがその多くは発展途上国の貧しい人たちが少ない報酬で作ってきたものでその中には大人だけでなく子供も含まれます。コットン主要生産国インドではいまだに多くの綿花農家が児童労働を行っていると推定されています。自国の都合の悪い数字は公表しないであろう中国も児童労働は存在すると考えられます。
人権をまもる役割
実はオーガニックにはこの格差を埋めるための効果もあります。オーガニックの基準には労働者の安全や健康・児童労働に関する規約も含まれるためオーガニックコットンの積極的な使用・消費は綿花栽培に携わる人々を守ることにつながっているのです。
新疆ウイグル自治区はオーガニックコットンか
世界的に新疆（シンチャン）綿という綿は品質がよいそうで無印良品でオーガニックコットンとして販売しているようです。「ウイグル地区の人々が人権侵害されているのにそこで栽培した綿花をオーガニックコットンとして扱うのってどうなの？そのコットンを扱う企業ってどうなの？」というざわざわが起こっているようですが中国以外にもインドなどもあるのでウイグル関係なくオーガニックコットンは頭の隅において買い物をするのはよいことだと思います。