寒い時期になるとコンビニのレジ前にあらわれるおでん。無性に食べたくなるときがありませんか?そしておでんにはやはりからし。どこの家庭の冷蔵庫にもチューブのわさびとからしは入っているのではないでしょうか。
スーパーの香辛料コーナーには多くのチューブわさびとからしが並んでいます。その中に「本わさび」「生わさび」という商品を見かけることがありますが実はこれはただの商品名の違いだけではなかったんです。
生わさびと本わさび
昔のチューブわさびは粉の山わさびを水で溶いたものを使用していましたが粉ではなくて生のわさびを使用していることを強調するために生まれたのが生わさびになります。
もともとチューブわさびには西洋わさびが多く使われていて日本原産の山わさびが入っていますよということを強調するために生まれたのが本わさびになります。
生わさびは「粉じゃないよ」本わさびは「西洋わさびだけじゃないよ」ということを表す名前だったのです。
本わさびの抜け道
本わさびは日本原産の山わさびが50%以上入っているものを指すようですが、あくまでも日本原産の山わさびであれば良いので中国や他の国で栽培されたものもOKということになります。
和からしと本からし
わさびの例からすると本からしも西洋からしよりも日本のからしが50%以上入っているものを差しそうですが・・・違います。
本からしは和からしに対する言葉のようで西洋からしと和からしをブレンドしマイルドな食べやすい辛味のからしとなっています。
和がらしは西洋からしよりも辛味が強いツンとした味が特徴のからしです。辛味を効かせたい場合は和がらし、まろやかな辛味が必要なら本がらしが良いようです。
からしとわさびの大きな違い
からしとわさびはおなじアブラナ科の植物です。辛味成分はおなじで「アリルイソチオシート」と呼ばれる成分がそれにあたります。
からしとわさびは基本的に味の成分も同じですがわさびにはグリーンシートと呼ばれる匂いの成分が含まれます。この匂いがこの2つを分ける大きな違いになります。
試してみる
本わさび、生わさび、和がらし、本がらしこの4種類は全部手にして違いを調べて見るのも面白いかもしれませんね。